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虚弱体質・疲労に用いる漢方薬(血剤)

過労や寝不足が続いて疲労が蓄積した体は、体力が減少して、休んでも疲れが取れかない（体力の回復が遅い）状態に陥ります。漢方ではこのような不調は、血の消耗によると考えます。血が消耗した体は、疲労を回復する為の栄養が不足して、睡眠・休息の質が悪くなる、気持ちが休まらずに精神疲労（追い込まれ感）が強くなるなど心身の不調を訴えます。
漢方では、五臓の肝は血を蔵めるとされ、血の不足はしばしば肝の失調を招きます。そのような場合に行う漢方治療には、肝の働きを取り戻し、血流循環を高める作用があり、疲労の蓄積を防ぎ心身の回復を盛んにする、自律神経を正常に整えるといった効果が期待できます。

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